本屋さんで気になり、買ったはいいのですが、積読本になっていた本を読みました。久しぶりに予定が埋まっていない連休だったので、本を読む時間をとることができました。
プレスリリースに関する本は、時々見かけますが、TVに出ることを目的とした本は珍しいと思いました。
下記が著者のニュースに対する定義なのだと感じました。TVメディアはスピード感があると思うので、下記のような定義が出てきたのだと感じました。
世の中の変化の兆しを真っ先に捉え、伝える。これが伝え手の考えている、ニュースなのです。
P49 2章 テレビ攻略の原理原則
TVメディアなので、下記の①と②の観点がより強調されるのだと感じます。③はどのメディア媒体であっても同様なので、メディア戦略を考える際には欠かせない観点なのだと感じます。
ニュース番組で取り上げられる企業には、3種類あります。「①日本経済を象徴しているか」「②今どき感があるか」「③ストーリーがあるか」です。
P51 2章 テレビ攻略の原理原則
第3章のP141にまとめられていた「ストーリーの軸に気づくための24の質問」は、コンサルタントとして経営者に対してヒアリングを実施する際に、よく聞くことと同じだと感じました。
ストーリーやナラティブといった観点で、軸を出すということがマーケティングとしても必要なので、何事もつながっているのだと感じます。
TVは虚構さを感じさせるメディアなので、著者の方ももしかしたら実在しないのかもしれないなどと勘ぐってしまいましたが、楽しく読むことができました。
大学院の同期にTVメディアの方がいます。彼が本を書いたら面白いだろうと感じながら読み終えました。
ちなみに著者も中小企業診断士なのだそうです。いつか顔を合わせることがあるのかもしれません。色々と楽しみが広がります。