特集「チームの力」

以前から「DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー」を定期購読していて平積みされたままなので、順次目を通しています。
2016年12月号は「チームの力」という特集でした。

専門分化が進む中でプロジェクト型の業務スタイルが多くなってくると思っています。
そんな中ではチームで様々な専門職が持つ力を上手く組み合わせるというのが、これからのリーダーの資質なんだと考えています。
特に気に入った記事は「メンバーを変えずにチームで変革を進める法」マイケル・D.ワトキンスさんです。
チームの再構築を進めるという話の中の「チームの足並み」というセクションが面白かったです。

全員の足並みを揃えるには、以下の四つの根本的な問いについて、統一的な答えを引き出さなくてはならない。
「何を達成するのか」。この答えを、ミッション、目標、主な業績指標に盛り込む。
「なぜそうすべきなのか」。ビジョンステートメントとインセンティブの出番である。
「どうやって達成するか」。組織全体の戦略との関連でチームの戦略を決め、その実行に必要なプランと行動を取りまとめる。
「誰が実行するか」。チームメンバーの役割と責任は、以上すべてを支えるものではなくてはならない。

来年に出るPMBOK第6版でも人にまつわる内容がより重視させるように変わるようだし、プログラム・マネジメントの範囲だったものがプロジェクト・マネジメントに入ってくるようです。
プロジェクト・マネジメントの適用範囲が広がっているということなのでしょう。
プロジェクト型業務自体が「チームの力」を活用することなので興味深く読みました。

投稿者: admin

ITエンジニアでキャリアをはじめ、SEやプロマネとして働いた後にマーケターとして新規事業開発などで働いていました。現在は経営戦略室で勤務しつつ、経営コンサルタントとしても活動しています。 詳細な自己紹介はこちらへ。