今回は例年通り、8月の工場診断向けの基礎的な講義が行われました。今月の研究会は当初リアル開催を検討していたようですが、コロナ再拡大をとらえてオンライン開催にしたようです。
地域の特徴からはじまり、診断時に着目する観点の話、最後は診断報告書の作成に関する話などがありました。
今回の研究会では、チューター制度を活用した新入会員が多数見学に参加していたようです。リアル開催だと名刺交換や、自己紹介の時間があったのではないかと想像します。この研究会に興味を持った方とは、いずれ対面でお会いすることもできるのではないかと考えます。
今回の講義の中で印象に残ったのは、何のために施策を行うのかといった観点のお話でした。施策を行うことや提案することに酔うのではなく、何のために施策を行うのかという観点を忘れずに対処することが必要だと、再認識しました。
大企業であれば、企業イメージの向上やコーポレートブランディングの一環で、収益に直接関係ない施策を行うことも可能です。一方、中小企業の場合は、収益に直結したことを第一に考える必要があります。売上を増やすことや、利益の増やすことが実現できて、次の展開に進める場合が多いためです。
来月の工場診断が実施されることを願って、暑い季節を過ごしたいと思います。