今回のテーマは、特定業種を対象とした事例ベースのものでした。
業界概要、市場環境、事例企業の状況などをもとに、マーケティング戦略を提案するワークが行われました。
個人的には、現有リソースで実施できることと、すぐに結果が見えるものから実施すべきだと考えます。特に、コストをかけずとも実施できることを優先するのがよいと考えます。上記で成功体験を得た次の段階で、別のことを考えて実行していくほうがより成功を得やすいと考えます。
今回のワークの発表で気になったのは、実現できれば素晴らしいけれども実現可能性が低い内容が含まれていたように感じたことです。
今回のワークの話ではないですが、小売店が越境ECに取り組むべきという提案が行われたとします。小売店が越境ECに取り組むためには、ECに適した商材を選択することと仕入れができること、現地で使用される言語と通貨への対応、また商材配送の手段確保が必須だと考えます。
提案する場合は、Shopifyなどで多言語対応を行う方法、多言語への翻訳を行う方法、現地国でリードを獲得する方法、現地通貨での支払いに対応する方法、外貨を日本円にすることの是非や方法、配送方法の決定と契約方法、担当者の専任化、トラブル時の対応方法などをセットで提案することがプロとしての常識だと考えます。
クライアントが手間をいかに省いて、効果を早期に得られるかがプロを活用する意味だと考えているので、刀は常に研いでおきたいと思います。